前教皇ベネディクト16世がSNSのツイッターを2012年12月12日に始めた時、「高齢の学者教皇が……」と話題を呼んだことは記憶に新しい。フランシスコ教皇もコンクラーベで教皇に選出された3月13日の4日後の3月17日、ツイッターを開始した。最初のメッセージはこういう内容でした。
《親愛なる友人たちへ。心からの感謝を贈ると同時に、私のために祈りつづけてくれることを願って。――教皇フランシスコ》
3月19日には、
《奉仕の精神こそが真の力です。教皇は皆様に、とりわけ最も弱く、最も貧しく、最も虐げられた人びとに仕えてまいります》
と発信された。
その言葉どおり3月28日の聖木曜日の「洗足式」は恒例の聖ペトロ大聖堂ではなく、ローマ市内の少年院に赴き、12名の足を洗われた。その中にはイスラム教徒も少女もいたことは周知のとおりです。
2014年1月24日、出版・広報の保護者聖フランシスコ・サレジオの記念日は「世界広報の日」と定められていますが、その日、教皇は次のようなメッセージを述べられました。
「インターネットは出会いと連帯の計り知れない可能性を与えてくれます。これは真に良きものであり、神からの贈り物です。」
更に、
「臆せず、デジタル世界の市民になろう。われわれのコミュニケーションが痛みを和らげる薬と心を明るくする美酒となるように」
と促した。
教皇のツイッターはラテン語を含む9言語で発信され、一千万人以上のフォロワーがいると言われています。
2月11日ルルドの聖母の記念日は「世界病者の日」とされていますが、この日の教皇のツイッターは
「すべての病気の方、苦しんでいる方に挨拶を送ります。十字架につけられたキリストが共にいて下さいます。キリストを抱きしめましょう」
でした。
教皇様のツイートの日本語訳はカトリック中央協議会が配信しており@chukyo▁popeのアカウントあるいは鷺沼教会所属の御夫妻が主催する「いつくしみセンター」のブログでも見ることができます。皆さんもフォロワーになってみませんか。