復活されたイエスさまは、いろいろな人々にお現われになりました。
最初にマリア・マグダレナに現われました。墓の入り口の石が転がしてあり、イエスさまのからだが盗まれたとばかり思っている彼女の目を開かしたのは、「マリア!」と名前を呼ばれたイエス様のあの懐かしい声でした。(ヨハネ20:16)
復活の朝早く香料をもってお墓に行った婦人たちに天使が現われ、復活のメッセ-ジを使徒たちに伝えに走っている行く手をイエス様は待ち構えており、「おはよう」と挨拶され、その足を抱くことを許されました。(マタイ28:8)
トマスを除く11人は、ユダヤ人を恐れて、戸を締めている所に来られて「あなたたちに平安」と声をかけられました。(ヨハネ20:19)そして、彼らが体で感じるように息を吹きかけられ、罪の許しのための聖霊」を与えられたのでした。
その8日目に、今度はトマスも含め全員そろったところに現われ、トマスに対して彼の言葉に従って「イエスの手に釘の跡を見、そこに指をいれ、また、手をわき腹に入れるように」言いました。イエスさまの復活を疑っていたトマスは目が覚めて「わが主、わが神」との素晴らしい信仰宣言で持って答えました。
エルサレムからエンマウスへ脱出している弟子たちには、2時間かけて彼らと歩みを共にし、聖書を解き明かし、彼らの心を内で燃え立たせ、最後の「パンを割く式・ミサ聖祭」を行って、彼らの心の目を開かれたのでした。
それに加え、ペトロとトマス、ナタナエル・ヨハネ・ヤコブ、その他に二人の弟子たちが一緒に漁にいった時、イエスさまは弟子たちがわからない人のように現われ、「奇跡の大漁」を通してイエス様だと分からせた時がありました。(ヨハネ21:1~)
イエスさまは「私は“良い羊飼い”である。私は自分の羊を知っており、羊も私を知っている」と言われました。イエスさまは弟子たち・女性達をよく知っており、それぞれに対応されました。イエスさまは“私”をもよく知っておられます。良き牧者ですから。