今日6月20日は「父の日」です。5月の母の日には、カーネーションに代表される花をプレゼントする習慣がありますが、父の日のプレゼントには、これと決まったものはないようです。皆さんはどんなプレゼントを考えていますか。
父の日のプレゼントとして、現代の日本の父親はどんなものを望んでいるのか、インターネットで検索して調べてみました。すると、“2010父の日プレゼント・ランキング”なるものがありました。
それによると、
○父の日に子どもから貰いたいプレゼントのベスト3は、

  1. 1位~手紙
  2. 2位~自分(父親)の似顔絵
  3. 3位~肩たたき券

○父の日に娘・息子にしてほしいと思うことのベスト3は、

  1. 1位~一緒に食事をする、
  2. 2位~家族と一緒に家でゆっくり過ごす
  3. 3位~手書きの手紙をもらう

という結果が載っていました。
焼酎やお酒、あるいはネクタイやシャツ、夫婦での旅行券といった答えを予想していたので、少し意外な答えでした。
不思議なことに二つの質問に対する答えの上位はいずれもお金がかからないものです。それも「手紙」がいずれの質問のベスト3に選ばれていることが、今の日本のお父さんの気持ちをよくあらわしているのではないでしょうか。

「聖書」はよく神様からの私たちへの手紙(ラブレター)といわれます。聖書を読み、黙想し、祈ることが神様への返信になりますし、その返信の中で、お父さんのために祈りたいものです。そしてできるなら、今日の父の日に、少し時間をつくって、日ごろのお礼と感謝の気持ちを込めて、手書きの手紙をお父様宛に書いてはどうでしょうか。お父さんの喜ぶ顔を思い浮かべながら。

主任司祭 松尾 貢
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