「涼しくなったら、修了証を持参します」

アイキャッチ用 松尾神父の今週の糧

8月中旬、うだるような猛暑が続いていたある日、教会の電話が鳴りました。受話器を取ると、Aさんの弾んだ声が響きました。
「通信講座が終わりました。涼しくなったら修了証を持参します」

Aさんは(川崎市宮前区)有馬在住の80代の女性です。前任の田中師の時から4回も入門講座で学びを始めましたが、入院や体調不良などの理由で講座を続けることができなかったそうです。昨年も入門講座にチャレンジしましたが、病気のため通えなくなりました。
上記のような経緯は知っていましたが、今年の5月の連休前にAさんから次のような相談を受けました。
「今年、また入門講座の申し込みをしても、1年間教会に通う事はできないと思います。私は洗礼を受けられないのでしょうか?」
その切々たる願いを聞きながら、ふと、通信講座の案が浮かびました。

オリエンス宗教研究所の『カトリック通信講座』はこのような方のためにあるのではないか。この講座ならば、在宅で学ぶことができ、体調のいい時に取り組むことができる。通信講座には7講座が開講されており、その中の『キリスト教入門』を受講していただき、その修了証をもって、洗礼を授けましょう、そう約束しました。
そしてこの度、通信講話全15回が終了したというわけです。
来春の復活祭の際、皆さんと一緒に受洗なさるか、あるいは2学期の適当な時に少しでも早く受洗を希望なさるか、今後話し合いたいと思っています。

皆様の周りで、キリスト教のことを学びたいが、種々の理由で教会に定期的に通えない方に、ぜひ通信講座の存在を教えてあげて下さい。

今日からまた教会学校のカテキズモ、ジュニア会の学び、宗教講座が再開されます。春から始まった、ミサ前のカテキズモには初聖体クラスを含めれば、小学生は平均して50名余、ジュニア会は7~8名が参加しています。9月からまた新たな参加も歓迎です。
特に、中高生の皆さん、ミサ前の20分足らずの学びに参加してみませんか。毎日曜日異なるスタッフ5名が主任司祭室で皆さんを待っています。
是非、いらして下さい。

主任司祭 松尾 貢

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