先日、司教館での司祭評議会の際、事務局長の保久神父様から今回(1月22日~27日)のパナマでの世界青年大会には横浜教区から4名参加との説明がありました。2011年のスペイン大会の時には鷺沼教会からだけでも青年11名と三島心神父様が参加したことが思い出されます。

世界青年大会(WYD)は、国連が1985年を「国際青年年」と定めたことを受け、教皇ヨハネ・パウロ二世が、青年たちにローマへ集うように呼びかけたことに始まります。その後、毎年受難の主日(枝の主日)が「世界青年の日」と定められ、2~3年毎に世界各地でWYDの世界大会が開催されるようになりました。ヨハネ・パウロ2世の有名な言葉「カトリック教会は19世紀に労働者を失った。20世紀は青年を失っている」という危機意識が国際青年の日に力を注いだ要因と言われています。

今回のパナマでの世界青年大会のテーマは「わたしは主のはしためです。お言葉通り、この身になりますように」というマリア様の言葉ですが、この大会の話題の一つが、シスターがたが前夜祭で教皇様の前で歌った「Te Amo」の歌でした。

シスターたちのバンド名は「シエルバス Siervas」。日本人のメンバーでバイオリン担当のシスターアリサ(24歳)によれば、シエルバスは2014年にペルの首都リマで、多国籍の音楽好きの修道女たちによって結成されたロックバンドで各地で演奏活動を行っているそうです。リマの高層ビルのヘリパッド.を舞台に演奏したミュージックビデオ「Trust in God」は口コミで広がり、YouTubeで200万回以上再生されたといいます。

ペルー、チリ、日本、中国、エクアドル、コスタリカ出身の若手修道女から編成されるバンドメンバーの1人Sr.イボンヌによれば「ロックは私たちが好きな音楽で、私たちがどういう人間かについて多くを表現してくれます。そしてこれは、福音の教えを伝え、私たちの強さを示す新しい手段です」

シスターがたが、どんな服装でどんな曲を歌っているのか実際に動画を見たい方は、「Siervas」で検索してみてください。

主任司祭  松尾 貢

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