今年も聖母月を迎えました。鷺沼教会でもマリア像を花で飾って祭壇上においているのを見ると、聖母に対する深い信心をもった方が多いように思います。聖人たちもみんな、聖母マリアを大事にしていました。聖ヨハネ・ボスコにとっても同様で、彼は「扶助者聖母マリア」に対しては特別な尊敬の念をもっていました。それは助け手としての聖母マリアがヨハネ・ボスコの事業にとって不可欠な存在であったからです。

ヨハネ・ボスコは、貧しい青少年たちを養うためにお母さんのマンマ・マルゲリータに彼らの身の回りの世話をお願いしましたが、それ以上にいつも見守ってくれる“強いお母さん”が必要でした。

そのためにヨハネ・ボスコは、子供たちに聖母マリアについて頻繁に語り、祈るように勧めたのも一つには子供たちのためであったと思います。

私たちにも本当に頼れる“強いお母さん”が必要です。ですからこれからも聖母マリアを大事にし、その力と助けをつねに祈り求めてまいりましょう。

主任司祭 西本裕二

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