今週3月2日の「灰の水曜日」から四旬節に入ります。四旬節は復活祭を準備するための40日間(主日を除く:主日は四旬節であっても喜びの日だから含みません)を指します。教会にとって最も大事な典礼の季節です。

この期間、カトリック信者は、祈り、節制、施しという「愛のつとめ」を果たします。なかでも教会が定めているものに、大斎、小斎の節制の犠牲があります。大斎は食事を減らす犠牲で、小斎は、好きなものを我慢する犠牲です。これらは義務として行うものではなく、自分にとって必要で大事なものとして行うものです。そして四旬節の愛のつとめは、神と人に心を開くためにあります。ですから信者の皆さんは愛の心をもって喜んで積極的に果たして頂きたいと思います。

主任司祭 西本 裕二

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