先週、教会玄関で葬儀屋さんと立ち話をしていると、駐車場前の茂みの中にタヌキを発見しました。以前から目撃情報があったので一度見てみたいと思っていたときに夜行性にもかからず、白昼堂々と現れました。思った以上に太ったタヌキで人間の姿に警戒する様子もなく、ゆっくり歩き、そしてお腹をプリンプリンさせて、まるで『平成狸合戦ぽんぽこ』(ジブリ)に登場するタヌキを連想するかような姿でした。

このタヌキの姿を一緒に見た葬儀屋さんは、「横浜でもタヌキがいるんですね」と少し驚いていたようです。でも最近、都会でもタヌキが増えていて、東京では報告されているだけでも500件以上の目撃情報があるということです。しかし、都筑教会の近くにタヌキが生息しているのは、緑が多いことにあるように思います。以前いた鷺沼教会と比べて、サレジオ学院の借景の部分もありますが、それでもかなり都筑教会敷地内は緑に囲まれて、自然の豊かさがあると言えます。
これは都筑教会の良さであり、魅力でもあると言えるでしょう。穏やかに、そして落ち着いて教会生活が送れることはとてもありがたいと思います。私も主任司祭室で仕事をして、息抜きに玄関に出て、周りを見渡すだけでも癒やされ、心が落ち着きます。

もちろん教会は以前、私が言ったように第一に交わりの場であることが大切ですが、憩いの場であることも大切です。先日、ラウンジスペースも完成しましたので、教会に来てコーヒーを飲んでホッとして、自然を観賞してのんびり心癒やされるような場所を、信者の皆さんや地域の皆さんに提供していくことができたら素晴らしいのではないでしょうか。私たちの都筑教会は設立して間もない教会ですから、それを目指して一緒に頑張っていけたらと願っています。

主任司祭 西本 裕二

LINEで送る