100周年

サレジオ会来日100周年の記念ミサ

今日午後2時から東京カテドラル大聖堂において、サレジオ会来日100周年の記念ミサが行われます。100周年の節目は、私にとって感慨深いものがあります。それは宣教師たちの働きのおかげでサレジオ会司祭としての今の自分があるからです。
先達が築き、残してくれたサレジオ会の遺産はたくさんあります。小教区としての都筑教会もその一つと言えるでしょう。そう考えますと、皆さんも鷺沼教会と都筑教会で働かれた司祭方や先輩の信徒の方々の多大な貢献に感謝を忘れてはならないと思います。

 サレジオ会のどの事業も、一朝一夕にしてできたものはありません。長い時間と努力の結晶です。もちろん100年間、連綿と続いてきたものもあれば、時代に合わずに再構築されたもの、また新たに始まったものなど様々です。
 それらに感謝することで将来に向けて取り組んでいかなければならないものが見えてくるのではないでしょうか。

 これは教会においても言えることで、プロテスタント教会は、聖書のみを掲げています。それはマルチン・ルターがカトリック教会と袂を分かち、独自の道を歩み始めたとき、カトリック教会の良いところ(価値あるもの)もすべて捨て、聖書だけが信仰や教会の教えの規範であると考えたからです。それに対してカトリック教会は、聖書とともに使徒の時代から受け継がれた聖伝(伝承)を「信仰遺産」として、私たちの信仰や教会の教えの規範として大事にしています。これも先達が残したものに感謝し将来に向けて、より良いものとして教会を続けていくためです。
 私たちはこれからも教会や修道会が長い時間をかけて受け継いできたものを無駄にせず、むしろ宝物や遺産として大事にし、それらをどう活かせるかを考えながら、さらに発展させていくように致しましょう。

               主任司祭 西本 裕二