日本キリスト教団銀座教会の入り口に礼拝説教の題と聖書箇所が掲示板に貼られています。先日12月16日の題は“信仰による絆”(マタイ1章16~25)でした。お寺に行きますと、法話の内容や東西古今の含蓄ある言葉が書かれていることがあり、興味深いものです。ネットで「お寺の掲示板の深い言葉」が掲載されていましたので、その中からいくつかご紹介しましょう。

  • 他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる (カナダの精神科医エリック・バーンの言葉)築地本願寺(東京)
  • 人生が行き詰まるのではない。自分の思いが行き詰まるのである(仏教学者・安田理深師の言葉) 円照寺(東京)
  • つくられた幸せでインスタ疲れ 本当の幸せは写真映えしない日常の温かさの中に光っている 佛光寺(京都)
  • 黙って咲いて黙って散る 花は人の評価を気にしない 永代寺(東京)
  • これで いいのだ (赤塚不二夫) 真宗大谷派難波別院(大阪)
  • 人のせいにしている間は な~んにも変わらない 隆宣寺(兵庫)
  • 人の悪口はうそでも面白いが 自分の悪口はほんとでも腹が立つ  籠沢寺(愛媛)
  • 腹が立つ時 ブツブツ申せ ブツはブツでも ナムアミダ仏 大秀寺(東京)
  • 生きているだけで 丸儲け (明石家さんま) 一心寺(香川)
  • 死はいつか来るものではなく いつでも来るものなの(樹木希林)超覚寺(広島)
  • 過去を自慢するのは 進歩の止まった証拠 管天寺(茨城)
  • 仏教は都合よく生きられたら幸せだという夢から覚める教えです 仏教は不安を取り除くのではなく 不安に立つ教えです 忠網寺(東京)

いずれも、味わいある言葉ですね。

主任司祭  松尾 貢

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