はじめまして。このたび新たに赴任した阿部仲麻呂と申します。平日は日本カトリック神学院や諸大学で教えると同時に京都大学の研究指導にも携わり、幾つかの学会の理事も務めています。日曜日は鷺沼教会のミサの司式、さいたま教区や京都教区をはじめ他教区での全国的な信仰講座指導なども担当します。
しかし、厳密に言うと「ただいま!」と言うべきでしょう。1981年から87年まで中学・高校時代を鷺沼で過ごし、1992年から94年にかけてサレジオ学院で教えましたから。24年ぶりに古巣に戻りました。皆様から受けた恩義に感謝します。なお筆者が中学二年生のときに松尾師が鷺沼の学校に赴任しました。
15年前から足立教会のゆるしの秘跡を、7年ほど前から、さいたま教区の信仰講座や黙想会指導やミサを担当しています。
これまで、筆者はカトリック浦和教会で「信仰宣言の解説」・「キリストと歩む」などの講座を数年間にわたって行いました。新年度は浦和パルコでの一般人向けの講座も担当します。浦和教会には宣教司牧部という信徒主導の信仰公布のための活動グループがあり、活発に様々なアイディアを実現しています。リジューの聖テレーズを保護聖人としているカトリック浦和教会は創立80周年を祝っていますので、テレーズにまつわる黙想会が連続して行われ、筆者も四旬節黙想会指導で携わりました。
現在、さいたま教区は司祭不足ゆえに様々な工夫を試みています。たとえば、さいたま南ブロックでは4つの小教区(朝霞、浦和、川口、草加)を2人の司祭が担当していますが、日曜日のミサを司式する司祭が足りませんので、他教区の司祭の助けを借ります。毎週、他教区から応援の司祭たちがさいたま南ブロックの小教区に出向いています。さいたま教区の他のブロックでも司祭不足ゆえに他教区の司祭たちの手助けに頼っています。
筆者はサレジオ会管区長から日本全国の諸教区の信仰養成や講座のために派遣されていますので、出張することも多いです。ともかく鷺沼教会には、関わっている司祭が複数いますので、他の教区より恵まれていると言えるでしょう。
協力司祭 阿部仲麻呂