8月26日はマザー・テレサの誕生日。今年は生誕百週年にあたります。そして9月5日はマザーの命日です。そういう節目のこの時期、明日6日から9日まで、あざみ野の横浜ギャラリーで「マザー・テレサ写真展」を実施できることは嬉しいことです。写真を貸与してくださった六甲教会の片柳師に感謝するとともに、この写真展を通して、多くの方々にマザーの心を知っていただければと思います。
福島二本松で写真展を開催した教会の方のお話によると、市役所、教育委員会、プロテスタントの牧師さんたちが「マザー・テレサ」のためならと、気持ちよく応援しサポートしてくださったことに驚いたそうです。マザーの心の広さが人々を動かしているに違いありません。
次の日曜日、教会では敬老の祝福が行われます。お年寄りを含めた人間関係についてのマザーの言葉を味わってみましょう。
「私たちの最も近いところといえば、それは日常生活の場である家庭、職場、学校です。そこで本当の意味で大切にされていない人がいるかもしれません。家庭でご主人は自分の本当のことを奥さんから理解されないで苦しんでいるかもしれません。反対に奥さんは、ご主人から自分の望みを分かってもらえないで悲しんでいるかもしれません。
子供たちも、ご両親から若者の心が理解されないでふさぎ込んでいるかもしれません。ご両親は、こんなにも子供たちを愛しているのに分かってもらえないと 嘆いているかもしれません。お年寄りは若い人から、若い人はお年寄りから理解されないで、互いに孤独でいるかもしれません。病人は健康な人から、健康な人は病人から、互いの心が分からずに苦しんでいるかもしれません。学校で語り合う友だちがなくて、校庭の片隅にたたずんでいる者がいるかも知れません。私たちの最も近いところに大切にされることを待っている人がいるかもしれません。愛はそのようなところから始まるのです」
「私たちはたまに会う人に微笑みかけるのは易しいのです。でも毎日会っている人に微笑むのは難しいです。私もそうです」