教皇ベネディクト16世は、前述の手紙の中で、アルスの主任司祭聖ビアンネの言葉を何回も引用しています。その言葉の中に聖人の司祭職に対する意識、心構えが見えるからであり、同時に教皇さま自身がその言葉に感動されたと推測できるからです。私達も一緒に感動を!!

  1. 「司祭職とはイエスの御心の愛です。」
  2. 「(わが主よ、)私の小教区に回心の恵みをお与えください。私は生涯、あなたが望まれるときにいつでも苦しむ覚悟です。」
  3. 「よく祈るために多くのことを語る必要はありません。慈しみ深い神がそこにおられること、聖櫃の中におられることを私たちは知っています。この方に心を開こうではありませんか。この方の聖なる現存を喜ぼうではありませんか。これこそがもっとも良い祈りです。」
  4. 「聖体拝領をしに来てください。イエスのもとに来てください。イエスによって生きてください。それはイエスによって生きるためです。」
  5. 「たしかにあなたがたはふさわしい者ではありません。けれどもあなたがたはイエスを必要としています。」
  6. 「あらゆる善行を合わせても、ミサのいけにえには及びません。善行は人間のわざですが、ミサは神のわざだからです。」
  7. 「司祭がたるんでいるのは、ミサに注意を向けないためです。ああ何ということでしょう。司祭が習慣のようにミサをささげるとは、なんと悲しむべきことでしょう。」
  8. 「ああ、司祭が毎朝、神にも自分をいけにえとしてささげるのはなんとすばらしいことでしょう。」

主任司祭 田中次生

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