11月は「死者の月」です。鷺沼教会では、教会追悼ミサ等があります。これは私たちが死者を大切にしている証でもあります。亡くなった人は、それで終わりではなく、彼らを思い起こして大切にして生きるとき、私たちは死者とのつながりを持つことができるのです。

近年、“墓じまい”が急増し、“お墓参り”の習慣も廃れつつあると言われています。このような状況にあるというのは、少子高齢化が要因しているかと思いますが、それ以外に今、亡くなった人とのつながりが薄れてきていることにも要因があるのではないでしょうか。

私たちがミサの中で死者を思い起こし、その救いと取り次ぎを祈るのは、私たち自身が救われるためでもあります。ですから、これからも私たちはキリスト信者として、死者を偲び、そのつながりを大事にしていきましょう。

主任司祭 西本裕二

 

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