今年最後の主日になりました。この一年を締めくくるにあたって、私の好きな八木重吉の詩におつきあい下さい。(「鬼」より)
☆さぁ寝ようと思って
今日のことをふりかえってみても
これでいいという事が一つもない
自分をぐっと引き締めて
このまま軽く深くなっていきたい
☆草に座る
私のまちがいだった
わたしのまちがいだった
こうして草に座れば、それがわかる。
年末にあたり私たちも「草に座る」ひと時を持ちたい。この一年のこと、今の自分のことをゆっくりと反省すると、おのずから次の2点に行き着くのではないでしょうか。1つは自分の至らなさであり、もう1つは「感謝の心」です。まちがいだらけの自分を、神様や周囲の人びとが温かく支えてくれていることに気付くようになります。静かな反省の時間は、私たちに「生かされている自分」に目を開かせ、「感謝の気持ち」を起こさせるからです。諦めてしまわないで、神様が私たちを温かく抱きしめて下さっているように、自分でも自分自身を温かく抱きしめたいと思います。
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過ぎ去った2007年!! いろいろとご協力して下さってありがとうございました。新しい年も、神様の恵み豊かな年でありますように!!
主任司祭 田中次生