ご復活おめでとうございます。また、洗礼を受けられた8人の方々にも、心から「おめでとう!!」と申し上げたい。そして「復活された主」に出会った人たちが、喜んだ(ヨハネ20:21)ように、喜びの内に教会生活を送れるよう一緒に努力していきたいと思います。
さて、クリスマスは12月25日と日にちが決まっています。しかし、復活の日付は毎年変わります。小アジアの教会は、ユダヤ教の過越祭(パスカ)であるニサンの月(3~4月)14日(満月の月)に復活祭を祝いましたが、ローマ教会等はニサンの月後の最初の日曜日を復活日としました。これは325年のニケア公会議で「春分後の最初の満月後最初の日曜日を復活日」と決定しました。
復活されたイエス様の出現には、いくつか特徴があります。
最初に、イエス様の出現を受けた人たちは、なみだ(マグダラのマリア)、疑い(トマス)、失望(エンマウスの弟子)、恐れ(使徒たち)のように気持ちが落ち込んでいる。第2に、出現のイエス様を「イエス様」と認めるのに苦労する。その最たるものはマグダラのマリアです。イエス様をあれだけ愛して、会いたがっているのに、マリアは「目の前のイエス様」に気づかないのです。3番目には、それでも「イエス様」だと気づいたときの喜びです。そして最後に、イエス様は「救いのみ業を宣教」するよう人々を派遣します。イエス様は言われます。「父がわたしを遣わした様に、わたしもあなたたちを遣わす」(ヨハネ20:21)と。
こう考えることができます。「主が復活された」けれど、私たちの生活の中で涙が消えてしまったのではありません。しかし、私たちが自分の生活の中で「復活された主」を見つけるとき、喜びに満たされるでしょう。そして周囲の人々に、主の復活の証人になれるということです。人生はいろいろです。でも「主」は復活されたのです。