新しい年、教会は聖母マリアを祝って始まりました。それはこの一年を私たちがマリアの心をもって生きることを願うためです。

マリアの心をもって生きるとは、マリアが自分のことよりも他の人のことを第一に考え、生きていた生き方です。マリアのエリザベトへの訪問の出来事などは、いかに聖母マリアが自分のことよりも喜んで他の人のために奉仕するかたであったかということが分かるものです。そしてまた神がどうして聖母マリアを人類の母として立てられたかということも分かります。

私たちもマリアのように、誰かが助けを必要としているならば、必要な物を携え、時間も労力も惜しまず、喜んで奉仕したいものです。それはそのような生き方にこそ幸いがあるからです。

ですから、この一年が幸せであることを望むならば、マリアのように“愛の心をもって”生きなければならないでしょう。

主任司祭 西本 裕二

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