アウグスチヌスの名言に今日でも考えさせるものがある。
その一つに、ラテン語でプエル エテルヌム(puer aeternum)、訳せば、永遠なる子ども、もっと的確に永遠なる幼児性と言えよう。人間幾つになっても、昔の幼き頃の習性や、悪く言えば癖、あるいは趣味などが抜けきれない。そればかりか、かえって老年期に自らの幼年期に戻る現象もある。
しかし、ここで形容詞の永遠が、子どもが男性名詞であるゆえ、男性であるはずが、なぜか、中性であることに意味の奥深さを予感する。ここから私見で、専門家に、間違いをご容赦願って、勇気を起こして、この幼児の世界の素晴らしさ、世界共通のおとぎ話はさておき、イエスが愛された幼児につながるのではないかと。続きは次回に。
主任司祭 長澤幸男