年をとるとだんだん「チャレンジ」することが少なくなっていきます。自分のことを考えて見ても「例年通り・昨年通り」が多くなりました。それでは進歩が無いので、最近はいくつか意図的に、「新しいこと」にチャレンジするように心掛けています。
今年の新しさの一つは「湯たんぽ大作戦」です。3週間ほど前のニュ-スで地球温暖化の問題を新聞もテレビのニュ-スでも取り上げていました。今の状態で温暖化が進めば、21世紀末には、地球の平均温度が、5度位上昇するということでした。その結果、北極・南極・氷河等の氷が解けて海水が増え、海岸近くの陸地は水没してしまい、ある島国など国全体が水没の危険があるということでした。そのために66億の人達が自分の出来ることから、温暖化に歯止めをかける努力をすべきだとの、ごくあたり前の結論を出していました。この記事を読んで「さて自分に出来ることは何だろう?」と考えました。と同時に「こういう呼びかけに、素直に耳を傾けるところに、田中神父様の性格の良さが現れてしまうんだなぁー」などとも、考えるのでした。その時頭にひらめいたのが「電気毛布の使用を止めて、湯たんぽを使用する」と言うことでした。すぐ通販で「湯たんぽ」を買いました。それで80Wの電気毛布を約8時間使用しないで済む分だけ、エコロジ-に毎日貢献しているのです。
さて、「湯たんぽ」ですが、ポットの余り湯が丁度良い温度になっているので、それをそのまま使える利点があります。毎日お湯を入れる面倒くささも、子供の時に母親がしてくれたことを思い出したり、その感傷に浸っているうちにあっというまに終わってしまいます。実際使って見ると結構温かく、また精神的にも「自分は、“温暖化”という世界を視野に入れて、行動しているのだ」との自負心がこころも暖めてくれるのか、本当に温かく気持ちよく眠れます。足を暖めるだけなのに、全身が何と無く温かくなる……
私たちのミサでの聖体拝領は、“世の光”であるイエスと直接の出会いです。光の特徴は“明るさ・熱”です。イエスさまから明るさ・希望・楽観主義をそして熱・温かさ・優しさ・親切・思いやりを分けていただきたいと、「湯たんぽ大作戦」を遂行しながら考えました。