コムニオでも司祭年との関係で、司祭に関する祭服・ストラ等についての説明が載るようになりました。それで今日は「叙階の秘蹟」について考えたいと思います。叙階式は、ミサの福音の後で次のように行われます。
司祭叙階の儀
- 候補者の選出
- 説教(司教の訓示)
- 受階者の約束
- 連願「諸聖人の連祷」
- 按手と叙階の祈り
(司祭が有効に叙階されるためには司教が沈黙の内に受階者の上に按手すること、叙階の祈り[聖別の祈り]が必要。この叙階の祈りの中心部分。「全能の神よ、あなたのこの僕(たち)を司祭とし、彼(ら)のうちにある聖性の霊を新たにして下さい。神よ、彼(ら)が司教に次ぐ務めをあなたから授かり、日々の生活の模範によってすべての人を正しい道に導くことができますように」『司祭叙階式式次第』) - 祭服の着用
- 塗油(その間に聖霊賛歌・Veni Creator)
- パンとブドウ酒の授与
- 司祭団による新司祭の歓迎
その後、通常のように「奉納」「感謝の賛歌」「ミサの奉献文」と続く。
幸い横浜教区では毎年叙階式があり、私も嬉しく参加しています。ぜひ皆さんも機会を作ってご参加下さい。イエス様が定めた7つの秘蹟の1つ「叙階の秘蹟」ですのでしばらくは、この秘蹟について取り上げたいと思います。ご期待(?)下さい。
主任司祭 田中次生