初聖体の子どもの教皇様への質問

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聖体年に、ローマの聖ペトロ広場で教皇ベネディクト16世と初聖体を受けた子供たちとの集会が開かれました。そのとき、7名の子どもたちが教皇様に質問をしました。そのうちの二つをご紹介しましょう。

☆アンドレア 「教皇様は初聖体の日のことを覚えておられますか?」

教皇様の答え 「もちろん、わたしが初聖体を受けた日のことはよく覚えています。それは1936年3月のすてきな日曜日でした。よく晴れていて教会がとてもきれいに見えました。わたしたちは30人ほどでした。わたしは本当に嬉しくてしかたありませんでした。なぜかというと、イエスがわたしのところに来てくださったからです。そしてわたしは、わたしの人生の新しい段階が始まったことがわかりました。わたしはそのとき9歳でした。それ以来、わたしはこの聖体拝領を通して与えられたイエスとの出会いに、忠実でいることを大事にするようになりました。わたしは,できる限りのやり方で、主にこう約束しました。“わたしはいつでも貴方とともにいたいと望みます”。また、わたしはこう祈りました。“でも、何よりも、あなたがわたしとともにいてください”。それで、わたしはそのように生きてきました。神の助けによって、主はどんなに難しいことがあっても、いつもわたしの手をとって導いてくださったからです」。

☆ジュリア「両親は日曜日にミサに行かないのです。どうしたらいいですか?」

教皇様の答え 「あなたがご両親を愛し、敬えばこそ、日曜日に一緒にミサに行きたいと考えるのも当然のことと思います。ただ、ご両親にもやらねばならないことがたくさんあるのも、確かです。それでも、娘としての尊敬と愛情をもって、ご両親にこうおっしゃることができるのではないでしょうか。“イエス様のところに行くことは、わたしにとってもお父様とお母様にとっても、大切なことです。イエス様のところに行けば、わたしたちは豊かになります。イエス様のところに行くことは、生活の大切な一部です。なんとかすればミサに行けると思います”。

鷺沼教会の初聖体を受けた子供たちの心に、今日という日が特別な日としていつまでも、思い出されますように。

主任司祭 松尾 貢

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