おおぜいの天使たちに感謝!

アイキャッチ用 松尾神父の今週の糧

小教区の主任司祭の異動は毎年、復活祭後一斉に行われます。今年の神奈川2地区では1年近く主任司祭が不在だった菊名教会に田代師が着任なさいました。典礼に造詣の深いベテラン司祭就任で、菊名教会ではイースターのアレルヤとあいまって、二重の喜びのことでしょう。しかし、一番安堵なさっているのは、百合ヶ丘と菊名という大きな教会を兼任なさっていた鈴木真神父様ではないかと思います。

サレジオ会に委託されている首都圏六教会(調布・下井草・碑文谷・三河島・足立・鷺沼)では、当初大異動の方針が管区長から内示されていましたが、結果的には在任10 年を超えた調布教会の藤川師の異動けに落ち着きました。その藤川長喜師が調布教会報3月号に書かれたコラムを紹介し、私も同様の謝意を表したいと思います。藤川師のみならず、主任司祭たちのいつわらざる気持ちを代弁している文章だと思うからです。

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○○教会のちいさな天使たち

天使は見えません。見えないけれども、確かに存在していて神様のみわざを手助しています。

同じように○○教会にも、多くの人の目にふれることはないが、かくれた奉仕をしているちいさな天使たちがいます。毎朝のように聖堂、信徒会館をそうじし、花に水をやる妖精のような天使。日曜日、元気いっぱいの中高生たちが、土や泥のついた靴で昇り降りする階段や廊下をきれいにしてくれるのは、ほんとうにありがたい。男の身なりをした天使もいて、ひょっこりあらわれて清掃する男子トイレ限定のむさくるしい天使。数人がかりで聖堂の聖歌集や祈りのカードをそろえて、ていねいに隅から隅まで、きれいにしてくれる毎金曜日のシルバー天使たち。ミサ献金や維持費を整理し、銀行へと走るゴールド天使。電球の交換や、ちょっとした営利修繕をさっとやってくれる、いかついけれども心やさしい天使。土曜にはマリア会のメンバーが当番で、ひととおり清掃に励んで力強い天使軍団など。他にも私の気づかないところで動いてくれている天使たちもいることだろう。そんな、かくれたちいさな天使たちをぜひ知ってほしかった。

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かくれたところで、かくれたことを見ておられる天の父が、ニコニコしていることだろうと思う。

主任司祭 松尾 貢

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