8月27日(木)は、聖アウグスチヌスの母、聖女モニカの記念日。息子の回心のため、祈りと犠牲を捧げて一生を過ごした聖女として有名です。
敢えて何故ここに取り上げるかといえば、ご自分の息子、娘が長い間、教会生活から離れている状況を憂慮している信徒が少なからざると、推察するからであります。はるか昔、息子、娘さんたちはいそいそと親に連れられて教会に通ったのは遠い昔のこととなってしまいました。残念にも、彼、彼女の堅信式が信仰の卒業式(終焉)、時には初聖体が教会生活のおしまいとなった家庭もあるかと思います。それは、ひとえに両親に責任を負わせるのは酷というもの、今日、若者が教会に魅力を覚えているかと問えば、残念ながら否と言わざるを得ません。
この負の現象は一人カトリックのみならず、他宗教(創価学会、立正佼成会でも同じ悩みと聞き及んでいる)でも喫緊の問題です。中学生時代では部活との綱引き、高校生になると部活だけでなく、受験勉強とも一戦を交える始末で今始まったことではない。まさに血みどろの戦いでありましょう。
これから、真剣に取り組みたい事項。希望を持って向かっていく所存です。まずは祈りましょう。
いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。(テサロニケの信徒への手紙一5章16・17)
主任司祭 長澤幸男