今日、7月第4日曜日は、「親子の日」というものです。あまり知られていないようですが、5月の「母の日」、6月の「父の日」に続く記念日として、親と子のコミュニケーションを深めるきっかけになって欲しいという願いを込めて制定されたものです。文部科学省や多くの企業も協賛しているほど注目されているイベントです。

新型コロナウイルスと向き合う日々が続き、コロナ終息の道のりはまだ長そうですが、そんな中にあって、巣ごもりやテレワークなどで在宅勤務が増え、家にいる時間が長くなった方も多いのではないでしょうか。もちろん子供に食事を作る時間が増えたというお母さんもいるでしょう。また子供の面倒見る時間が増えたというお父さんもいるでしょう。しかしそんな反面、親子のコミュニケーションの時間が増えて、普段、見ることができなかった子供の新しい一面を発見したとか、子供との絆が深まったという親御さんもいるかと思います。

コロナ感染症は、多くの人にとって苦しみや試練となっていますが、神はこのような悪い出来事からでも善を引き出される方であります。ですから「親子の日」の制定の目的と同様に、コロナ禍の大変な状況の中にあっても、親子が絆をより深める機会になればと私自身、心から願っています。

主任司祭 西本裕二

Photo by Natalya Zaritskaya on Unsplash

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