カバリエレ神父様・土屋神父様、ダイヤモンド祝おめでとうございます!

アイキャッチ用 土屋神父様・カバリエレ神父様ダイヤモンド祝

2021年12月、鷺沼教会ゆかりの2人の神父様が今年ダイヤモンド祝(司祭叙階60周年)を迎えられます! おめでとうございます!!

教会では12月19日にダイヤモンド祝記念ミサが行われますが、それに先立ち、お2人の紹介を教会報「コムニオ」より掲載致します。

◆ ウンベルト・カバリエレ神父様

司祭叙階:1961年12月20日(下井草教会)

(以下は、広報コムニオ編集部によるインタビューです)

神父になったきっかけは、不思議なことだったよ。アルゼンチンの若者として何をすべきか考えていた。海の向こう側のアフリカを助けたいと思ったけれど、神の采配で日本へ来ることになったんだ。アジアの4つの小さな島の国、未知の世界だった。
落ちこぼれだったはずの私はいつのまにか神父になるために勉強していた。他の不思議な力が入ったとしか思えないんだ。神様は、その人に応じた時に恵みを送ってくださる。神様を知らないのは寂しいこと、知れば知るほど自分の中の神様が分かる。

一番楽しかった思い出は学校で教えたことだね。300人を引率して野尻湖でキャンプをした。妙高山には100回以上登ったよ。冬は凍ったおにぎりを食べたのも懐かしい思い出。養護施設での5年間は、親と子の関係について深く考えた。難しい問題。親の過干渉、そのまた反対も、色々あっても成長してゆく子供たちを見続けていた。素晴らしいこと。

大分の2つの小さな教会で、土地の人びとと過ごしたことも忘れられない。お茶を飲みながら神様とお話する時間をたくさん持った。心と心が通じ合ったんだ。イワシのお刺身! 美味しかった。ミサは40分、お茶は4時間、みんななかなか帰らないんだ。
大和教会を中心にスペイン語圏の人々とも関わった。今も彼らは力になってくれる。
ペルー人だけでも800人もいた。彼らは祈る。求められていると感じたね。

アルゼンチンは、200年しかない移民の国。日本は2680年を超える世界で最も歴史のある国。誇りとすべき文化、価値観がある。祖国について、若い人たちにもっと学んで欲しい。知ろうとしないのはかなしいこと。
私たちは洗礼を受ける時神様に誓った。その信念を持ち続け信仰を伝えていかなければね。
天国でマリア様に会ったら『ありがとう』と言いたいです。

※ コムニオに掲載された自叙伝「[ウンベルト記]はじめまして」(全8回)をお読みいただけます。

◆ タルチジオ土屋茂明神父様

司祭叙階:1961年12月20日(下井草教会)

(以下は、ご自身による経歴紹介を京都教区報より抜粋・編集)

スカイツリーあたりの東京下町生まれです。
高校2年の春、宮崎のサレジオ志願院に入り、叙階後は育英高専(現サレジオ高専)、大阪星光学院、横浜のサレジオ学院で勤め、「カトリック生活」誌の編集を5年経験しました。6年間のサレジオ学院幼稚園園長(鷺沼教会助任兼務)の後、東京目黒の碑文谷教会で協力司祭として、専ら洗礼希望の方々に教理を教えました。四日市のサレジオ志願院に派遣された後、大阪サレジオ修道院へ。すぐ近くの大阪星光学院では、時おり「朝の放送」を担当し、生徒たちに語りかけています。

これまでの歩みを振り返ってみるとき、詩編の「神のはからいは限りなく、生涯わたしはその中に生きる」の思いを深くします。1948年~49年、私たち家族は、そろって受洗しました。すぐ上の兄が学友に誘われて教会に行き、洗礼を受けたのが、きっかけでした。その兄と私は翌年の春、それぞれに司祭への道を歩みだしたのでした。

※ コムニオに連載された土屋神父様による「[ドメニコ・サヴィオ列聖50周年記念特集]ドメニコ・サヴィオ伝」(全11回)をお読みいただけます。


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