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カトリック教会では、毎年1月の最終日曜日を「世界こども助け合いの日」と定めています。世界の子どもたちの健やかな成長を願い、子ども同士の助け合いをとおして、お年玉やお小遣いから自主的な募金を呼びかけるものです。

新型コロナウイルス感染症の拡大によって、子どもたちや家族を取りまく環境は大きく変化しています。そのような状況にあっても、子どもたちが自分たちの方法で神の愛を証しして、すべての人と友情を育てていくことが大事です。

教皇フランシスコも訪日講話の中で「あなたがたの友情を証ししてください。友情は可能です」と若者に呼びかけました。

今年のテーマは「わかちあう心はたからもの」です。分かち合う心の大切さを示していますが、子どもたち一人ひとりが分かち合う心を宝物のように大切なものとして、育んでほしいと願うものです。

ですから、「世界こども助け合いの日」をとおして、子どもたちが自分以外の困っている子どもたちや悩んでいる子どもと、分かち合いの心をより意識してもらえれば幸いではないでしょうか。

主任司祭 西本 裕二


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