神に献げるべき一番大切なものとは何でしょうか

アイキャッチ用 主の奉献[部分](フラ・アンジェリコ画)

先日2月2日は「主の奉献」でした。ヨセフとマリアは、住民登録のために、ナザレから長旅をした上、宿屋には泊まる場所もないまま、初めての子を産まなければなりませんでした。このように大変な状況の中で出産しましたけれども、それだけに無事に子どもが生まれたときの喜びと、神への感謝の気持ちは言い表せないほど大きなものがあったと思います。そして彼らは「律法に定められているとおり」、命の与え主である神に心から感謝しながら、その初子を奉献したということです。

つまり、イエスの奉献は、神が愛する人間のために、その最愛の独り子を献げられたこと、そしてそれに応えてヨセフとマリアが我が子イエスを神のために献げたということです。

これは神の人間に対する限りない愛と、そして人間の神に対する限りない感謝、この2つが一番大切なものを捧げるという形で表された出来事です。
私たちもヨセフとマリアのように、日々の生活の中での神からの愛と恵みに対して、感謝の気持ちを表さなければならないと思います。それも自分の大事なものをささげるという具体的な形で表すということです。

皆さんにとって、神に献げるべき一番大切なものとは何でしょうか。才能でしょうか。時間でしょうか。仕事でしょうか。あるいは神への思いでしょうか。

主任司祭 西本 裕二


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