イエスのいつくしみのみ心の絵

いつくしみのイエス[部分](原画アドルフ・ヒワ)

2015年の「いつくしみの特別聖年」の際に、ポーランドのクラクフ教区から日本の教会に聖遺物の他に有名な「イエスのいつくしみのみ心の絵」の原寸大のレプリカが送られ、東京カテドラル・マリア大聖堂に置かれていました。これと鷺沼教会の小聖堂の祭壇裏にある絵は、小ぶりではありますが同じものです。

私はこの絵を見て、初めて分かったことがあります。それはみ心の前に「いつくしみ」とあるように、イエスのみ心は、まさに“いつくしみの心”であるということです。

イエスのみ心とは、人類に対する神の愛の象徴として、イエスの胸に心臓を表し、その無限の愛のしるしである“み心”を讃えるものです。

6月は「み心の月」です。鷺沼教会のイエスのみ心像は、すでに新聖堂に移動して設置してありますので、祈り難いかもしれませんが、この6月、イエスのみ心への特別な信心をもって、神が人類に対して、いつくしみの心を注がれ、戦争のない平和な世界をもたらして下さいますように、共に祈りましょう。

主任司祭 西本 裕二いつくしみのイエス(原画アドルフ・ヒワ)


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