初ミサ

今日は鷺沼教会出身者で、ローマにおいて叙階されました新司祭、篠﨑迪明ふみあき神父様が新聖堂で初ミサを行います。「初ミサ」とは、新司祭がその教会や聖堂で行う初めてのミサのことです。そして新司祭からの祝福を受ける信者は、「全免償」の恵みを得るといわれています。

私も、調布神学院での自分の初ミサのとき、信徒の方だけでなく、共同司式してくださった司祭たちもミサ後、わざわざ私のところに来て下さり、頭を下げて祝福を求められたことを覚えています。また大先輩のサレジオ会司祭たちから聞いた話ですが、あのチマッチ神父も新司祭が誕生したときの初ミサの際には、真っ先に新司祭の前に来て跪き、祝福を受けられたと聞いています。それは新司祭の祝福がそれほど大きな恵みがあると信じているからだと思います。

パウロは「あなたがたは、恵みにより、キリストを信じることによって救われたのです」(エフェソ2・8)と言われました。つまり私たちは恵みを理解して生きることが求められているということです。

ですから教会が示す恵みを信じ、それを自分から積極的に求めることが大事です。新司祭が誕生したことは、教会にとって大きな恵みです。皆さんも是非、新司祭の祝福を喜んで積極的に受けていただきたいと思います。

主任司祭 西本 裕二


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