四旬節の桜

都筑教会の駐車場に入る手前の高台側にサレジオ学院が植えたソメイヨシノの桜の大きな木があります。昨年春の見頃のときは、教会の建設工事が佳境を迎えていたので現場に立ち入れず、満開を見ることができませんでしたが、今年は皆さんと一緒に見ることができるかと思います。

しかし、ソメイヨシノの寿命は60年とも70年とも言われています。以前、植木職人の方に教えてもらいましたが、枝や幹が多少枯れてきてもそれでも土に打ち込みで肥料を与え、手入れの仕方によっては、復活してもっと寿命を延ばすことができると言っていました。実際、青森県の弘前公園にあるソメイヨシノは、100年を優に超えるものが300本以上残っているそうです。きっと手入れの仕方が良かったのでしょう。

私たち人間もこの桜の木のように、どんなに衰え、弱くても、神から“復活の希望”が与えられています。そのために神は、私たちの救いを諦めず、常にみ言葉という肥料を撒いて呼びかけて下さっています。ですから、私たちもそれに応えて、この四旬節、み言葉という肥料をたくさん吸収して、希望のうちに神に向かって成長していくように致しましょう。

主任司祭 西本 裕二


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