ご復活おめでとうございます。去年の復活祭にこの教会に転任してきたので、ようやく4月16日に丸一年を迎えたことになります。このお知らせもいつの間にか53号になりました。四旬節に入って内容も難しくなったので今回は、春休みを兼ねていつものように少し気楽に書きます。
皆さんはマリア様の御像のところに2本の花の木が、私たちの教会の仲間入りしたことに気(木)がつきましたか? 入り口の白いマリア様の横には「赤い花桃」、司祭館入り口のマリア様の所には「ミモザ」が元気よく咲いています。まだ歓迎のご挨拶をしていない方は、帰りにでも是非声を掛けて下さい。
「花桃もミモザ」も私の好きな木です。とくに「ミモザ」は、1981年イタリアに行ったときに初めて知った木で、「芥子の花とミモザ」がイタリアの春を告げる木だと知りました。ローマのサレジオ会本部には大きなミモザが何本もあり、その下を散歩したものでした。日本では、天王寺動物園以外ではあまり見かけませんでしたが、会議で山手教会に行ったとき、司教館の庭に美しく咲いているのに出会い、幼なじみに出会ったような気持ちでした。
幼稚園の見事な桜の花に対抗して、教会にも「桜の花」をと思っていたのですが、いろんな人に反対されていた時(まさに”四面楚歌”という感じ)だったので、写真係の鈴木さんと喜び勇んで植木屋に行き買ってきました。ミモザの花は来年お楽しみということで、花のついていないのを選びました。来年は、鷺沼教会の「春を呼ぶ木」として、日曜日ごとに信者さんの一人一人を、お迎えしてくれることでしょう。是非ご期待下さい。
よく言われることですが、木や植物は、周囲の人々が「励ましたり、優しく声を掛けたりすると」一生懸命元気に咲くと言われています。マリア様の前に置いたのはそのためですが、どうかマリア様と一緒になって、励ましの声を掛けてやって下さい。