「2008語り場・No.2」を終えて

アイキャッチ用 田中神父の今週の糧

7月6日、9時半のミサが終わって「2008語り場・No.2」が地下のホ-ルで開催されました。鷺沼教会は今年が小教区設立35周年の記念の年を迎えています。11月16日に、歴代の主任・助任神父に来ていただいて、「感謝の集い」を計画しました。35周年ですから、ごく内輪の会ですが、教会の歴史をDVDにまとめ将来に向かって一つの記念として残すことにしました。今のうちに資料を整理しておかないとなくなってしまうものも出てくると思ったからです。佐野さんに写真の整理をお願いし、その試写会をおこなったところ、「アットホーム鷺沼教会」の姿が浮き彫りになってきました。「盆踊り大会」「運動会」「富士山のマリアさまの巡礼」「江戸キリシタン巡礼」「子供の国での野外ミサ」等、教会全体が本当に一つの家族を作っているような写真が沢山でてきました。サレジオ会とサレジアンシスターの修道院や志願院があり、サレジオ学院のグランドや体育館等を自由に使用して行事が出来るという恵まれた環境の中で、教会全体が一つの家族の雰囲気をもっていたことが、写真からすぐ想像することが出来ました。

さて、昨年司教様の教書が出て、何回かの「勉強会」を開きました。今年のことを考え始めた時、「教会委員会」で青年代表から「鷺沼教会がこれから何をしていけるのかみんなで話し合ったらどうだろう」との意見が出されました。委員会のメンバーは大賛成で、「何をするのか」と大上段に構えるより、「信仰について、教会について“語り合える場”をもうけよう」で意見が一致しました。信徒数2,000人の大きな教会であっても、“名前を知っている人が一人増えた”とか、“一度お話したことがある”という人が増えるというのは大切なことだと、みんなが感じていたからだと思います。

地下ホールの掲示板に、参加者の一言が寄せられています。多くの人達が、“出会いの喜び”“始めて言葉を交わした喜び”を書いています。同じ信仰を持っている人達が、“鷺沼教会”で、信仰の喜びを分かち合えることは素晴らしいことだと思います。今年行われる三回の「2008語り場」をとおして、多くの喜びが鷺沼教会を包んでくれることを強く望んでいます。それは小教区設立35周年の喜びでもあります。

主任司祭 田中次生

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