アイキャッチ用 松尾神父の今週の糧

教会学校5・6年生クラス担当のカテキスタ大原志乃さんは受洗前にインド・コルカタのマザー・テレサの修道会の施設にボランティアとして何度も行っていました。コルカタ滞在中、何度か友人に連れられて近くの教会に通ったそうです。帰国後、溝ノ口で行われていたマザー・テレサ写真展で鷺沼の信徒と出会い、求道者として鷺沼教会に来るようになりました。

鷺沼教会に入った時、なにか身近な感じがしたそうです。その身近さや懐かしさは何だろう? と考えた時思い至ったのは、コルコタのその教会と鷺沼教会両方共に置かれているドミニコ・サヴィオの像だと気付いたそうです。

5月6日は鷺沼教会の保護者である聖ドミニコ・サヴィオの祝日です。

先週、阿部神父様が取り上げましたが、フランシスコ教皇は昨年の若者をテーマとしたシノドスの成果をふまえ、使徒的勧告『Christus Vivit』(キリストは生きておられる)を発表なさいました。まだ邦訳されていませんが、全9章、299節からなる公文書です。その書き出しで教皇はこう記しておられます。

 「キリストは生きておられます。キリストはわたしたちの希望、この世で最も美しい若さキリストが触れるすべてのものは、若返り、新たにされ、いのちにあふれます。ですから、わたしは一人ひとりの若いキリスト者にこの最初の言葉を向けたいのです、キリストは生きておられ、あなたが生きることを望まれる、と!」

第2章で教皇は教会の若さにふれ、教会が過去に留まることなく、自由であることを願われ、若者の模範として、17世紀のベトナムの福者アンドレア・フー・エンや小さき聖テレジアと並んで、聖ドミニコ・サヴィオを挙げておられます。その部分を英文でご紹介しましょう。

 56.Saint Dominic Savio offered all his sufferings to Mary. When Saint John Bosco taught him that holiness involves being constantly joyful, he opened his heart to a contagious joy. He wanted to be close to the most abandoned and infirm of his fellow young people. Dominic died in 1857 at fourteen years of age, saying:“What a wondrous thing I am experiencing!”

主任司祭 松尾 貢


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