カバリエレ神父様(サレジオ会)から近況と、敬老の日に当たってのメッセージをいただきました。
(先月撮影の予定でしたが緊急事態宣言等もあり、1か月遅れとなりました)
《動画》
(約10分)
《メッセージ概要》
こんにちは。
敬老の日にちなんで、鷺沼教会から「挨拶してくれませんか」依頼がありまして、恐縮ですけれども、喜んで、それに参加したいと思います。
私はその中の一人でありますから、おめでとうございます。
先に「自分の状態を少し紹介して下さい」「今の健康いかがですか」という話もありましたので、2分くらいご紹介します。
私は今、首が折れていますので、病院でレントゲンを撮りました。そして、1か月前の話ですが、どうも首の骨が不安定だということで、サポーターを使って下さいということになりました。けれども、サポーターを使うと話しにくいし、また、汗が出ますから、今日外させていただきたいと思います。
それから、2年前から右目に出血を起こしました。6、7回注射を受けたが治らないので、レーザー治療をしています。2年間続いてますが、なかなか視力は戻らない。左は1.05、右は0.05ですから、字が読めないんです。そういう状態ですからまぁ、できるだけがんばります。
今日は祝いですから、メッセージを1つ準備しました。先輩の方がたがどのように、この敬老を迎えているかということを調べてみたんです。
先日――2年前でしたと思います――出された佐藤愛子さんの本『九十歳。何がめでたい』。爆発的にベストセラーになった。その中で、「老後になって何がいいんですか」「すべての病気にかかってるんです」と言っているんです。
ところが、先日は98歳になってまた出したんです(『九十八歳。戦いやまず日は暮れず』)。そこには「やっぱり私は戦いやまず、そして日は暮れず生活している」。こんな言葉残しているんですよ。これ面白いと思うんですね。私にとっては参考になる。
今100歳以上の方がたが、日本では8万6500人います。男性は1万人、女性がその7倍以上ですね。いつも負けてます。私は(100歳以上の)9万人目になるかもしれませんね。皆さんはその準備しないといけません。
友だちだった聖路加病院の院長の日野原先生は何と言ってるでしょう。「私の使命というものは人の幸せ選ぶ」「そして人が何かできると嬉しく思うことです」こんなこと残してくれたんですね。
私もね、何か目的がないといけないということで、どんな目標で生活しているかとここに書きました。
『死ぬまでに好奇心を持て』
好奇心には、世間的な悪い好奇心もあります。そうではなく、私たちは霊的なものであることは大事なことですから、神様に対してのことであれば好奇心を持つこと。そしてそれが原動力になって結果が出る。頑張ってる、生きている、生きてる、力持ってる、見せてるという自覚を持つ。そこから、これしてみたい、これをやりたいという気持ちを持つこと。そしてそのために自分を捨てないといけません。
そして最後にあたって、とにかく神様に委ねることです。神様の御手に入ること、仲良くすること、話すこと。神様と私はよく話す。思う存分のこと言えるんです。だからこれをいい目標だと思います。
先日、真鍋先生おめでとうございます。真鍋先生はね、ノーベル賞をもらったんですよ。彼は今私がここに書いたことを言いました。『死ぬまで好奇心を持て』。彼は60年間同じ研究所にいた人。私は70年間日本に来てるけどもまだ何も、そうそういいことしてない。だからねせめてこれを行いたいと思います、死ぬまで好奇心、神様に対しての好奇心。これ、私の挨拶であります。
ありがとうございました。