2020年は、あまりにもさまざまなことが矢継ぎ早に生じ続けており、無慈悲なまでの天変地異の連続となり、その都度の対応に追われすぎ、筆者も読者の皆様も「燃え尽き症候群」よろしく、かなりのダメージを受けたことと拝察致します。……
阿部仲麻呂神父
イエスのみこころ――はらわたがちぎれる想いに駆られるイエス
「するとイエスは、はらわたがちぎれる想いに駆られ、その手を伸ばして彼に触り、……」(マルコ1・41)。……
キリストの喜びになじむこと(福音を伝え・生きること)
おそらく、来たる2019年6月29日の聖ペトロと聖パウロの祝日に、使徒憲章『福音の宣教』(Praedicate Evangelium)が発布されます。……
聖アグネス(291年-304年1月21日)とともに歩む
先日、1月21日の朝ミサの際に説教していて、過去の出来事を懐かしく想い出しました。……
聖霊によって実りが生ずる――主イエスの降誕と共同で生きることの意味
主イエスの降誕。聖霊によるマリアのみごもり。聖霊の働きが実りをもたらす。……
相手に対する柔和な態度の重要性――本当に祈るために
東方キリスト教ではヴィジョンやイメージが徹底して斥けられる(東方キリスト教とは真逆の方向性をとる動向としては、西方キリスト教の女性神秘家たちのヴィジョン重視の立場や、あるいはイスラム教のスーフィズムのイメージ重視の立場がある)。……
朝陽の明るい反射と慰霊行事――死へのおびえからの脱却
もうすぐ訪れる11月は死者のために祈るひととき。そのことを想い出させる一文を書くように、とのこと。主任司祭によるリクエスト。……
■教皇庁教理省書簡『プラクイト・デオ――キリスト教的な救いのいくつかの観点をめぐる、カトリック司教たちへの書簡』(2018年2月22日)について
『プラクイト・デオ(神こそが決める)』を発表した教理省長官ルイス・フランシスコ・ラダリア・フェレール大司教は書簡の目的を以下のように述べます。……
■教皇フランシスコ使徒的勧告『GAUDETE ET EXSULTATE(喜びなさい、大いに喜びなさい)――現代世界における聖性への呼びかけ』を読む;印象深いこと
すでに松尾師がお知らせの紙面上で書いたので皆様も御存知でしょう。教皇フランシスコは、2018年3月19日の聖ヨゼフの祝日に、使徒的勧告『GAUDETE ET EXSULTATE(喜びなさい、大いに喜びなさい)――現代世界における聖性への招き』を発布しました……
ゆるしの秘跡――神と隣人や環境に開かれてゆく積極性
前回は「堅信の秘跡」の意味を確認してみました。今回は「ゆるしの秘跡」の意味を考えてみましょう。……