チプリアニ司教は、こう説明している。「神が自ら欲することを行うのではなく、私たちが、神が望まれることを行うことができるように」。……

(旧・鷺沼教会)
(旧・鷺沼教会)

チプリアニ司教は、こう説明している。「神が自ら欲することを行うのではなく、私たちが、神が望まれることを行うことができるように」。……

「み国が来ますように」。一つ好奇心が頭をよぎる。果たして、チプリア二司教はこの「み国」をどう理解していたのだろうか。……

チプリアニ司教の解説が続く。「『み名が聖とされますように』。神が私たちの間で聖となるように。……

チプリアニ司教は続けてこう話す。誰でも、「話し始める前に、聞いてもらいたい相手の名前を呼ぶものです。……

チプリア二司教は、「私たちの父よ」という表題に「一緒に心を合わせ、声を合わせて祈ることがどんない大事であるかを述べている」。ハッと驚いた。……

「兄弟、姉妹たちよ、私たちが『私たちの父よ!』と祈れるということは、まさに神の恵み(秘跡)であり、天上の神の世界のそのものであります」。……

フィリピンの共同体がミサの中の「主の祈り」の時、皆が手を取りあって祈ります。……

この「慎んで」とは具体的に、どのような心構えを指すのであろうか。……

ミサの典文中、「主の祈り」の直前に、「主の教えを守り、みことばにしたがい、つつしんで、『主のいのり』を唱えましょう」とある。……

チプリアヌスの生きた時代はローマ帝国の大迫害の真っ只中で、クリスチャンは、いつ捕らえられるかと、絶えず緊張に慄いていた。……